ついにこの日がやってきてしまいました。
というほど大げさなことではないのかもしれません。
それが証拠には、前日と別段何も変わったことは起こっていないのですから。
要するに、8月2日で丸60年生きてしまったということです。
これを巷では還暦といいます。
干支(’えと)とは、十干と十二支の組み合わせで、10と12の最小公倍数は60なので、60で組み合わせが一巡する、したがって還暦というのだそうです。
ただそれだけのことです。
ところで、竹内俊子作詞 河村光陽作曲の「船頭さん」という曲があります。
村の渡しの 船頭さんは
今年六十の おじいさん
年はとっても お船をこぐときは
元気いっぱい 櫓がしなる
それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
(昭和16年 ((1941年)))
ここに出てくる「六十」と「おじいさん」という言葉がどうしてもしっくり結びつかないのは、往生際の悪い私のあがきでしょうか。
私が小学生の頃、祖母の歳が60歳だと聞いて、60歳というのは、労らなくてはならない年齢なのだと実感したのを覚えています。
あの頃の60歳は、昨今ではおそらく80歳くらいのイメージではなかったでしょうか。
それはともかく、60歳という年齢にあがいている以上、年齢に甘えるわけにはいきません。
60歳をひとつの節目と考え、次の目標を70歳にリセットし、この年齢にふさわしい生き方、この年齢だからこそできるひととの関わりをしていきたいと思います。
写真は、仲間が用意してくれたケーキとご馳走です。素直に感謝です。
ろうそくは6本ですが、60本だったら動悸がしていたかもしれませんね。