母の死

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 今年は、私の人生に刻みつけられるようないろんなことが起こります。
 自身の骨折に続き、2月16日に母を亡くしました。 
 全く前ぶれのない心臓発作による急死でした。
 実は、私の父親は私が13歳のときに亡くなりました。享年39歳という若さでした。
 その後、母は女手ひとつで私と妹二人を育て上げたわけですから、それなりの苦労はあったろうと思います。
 そのことは子どもとして、決して忘れてはいけないと思っています。
 亡母の四十九日は今度の日曜 3/24です。
 まだ居間にいるときなど、腰を曲げた母がすうっとドアを開けて入ってくるような気がします。
 亡くなったという事実を受け止めるまでには、結構時間がかかるのかもしれません。
 何かと忙しい現代、なかなか身内を亡くしたことの悲しみに浸っていることはできませんが、逆に仕事に集中せざるをえない状況故に、現実を忘れる時間があることに感謝さえ感じることがあります。
 今年は昨年末からの記録的な寒さが続いたかと思えば、3月に入ってからは今度は記録的な暖かさ(昨日などは夏日で診療室では冷房を入れました)が続き、東京では桜がそろそろ見頃を迎えるとの便り。
 やっと、季節の移ろいを感じ、花に目がいくような精神状態に戻りました。
 毎年変わらず繰り広げられる自然の営みと、その中で必ず変わっていく事実をかみしめています。
 ミモザがそろそろ満開になります。
 

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