12/2(日)、恒例の「師走のCDコンサート」を院長宅居間にて開催いたしました。
1991年、モーツァルト没後200年の12月が最初の開催となったこのCDコンサートも、気づいてみたら21回目となりました(一度だけ、開催できなかった年があります)。
内輪話になりますが、当初は夫の道楽とばかり、全くタッチしなかった女房も、キッチンで医院の事務整理の仕事をしながら、少しずつ手伝ってくれるようになりました。 正直言うととても助かります。
さて今回は、初めての方3名を加え、7名の参加を頂きました。
(常連の方2名がお忘れになったようです)
北関東とはいえ、12月にしては例年になく寒い一日でした。こういう日に部屋を暖かくして音楽に浸るというのも、またいい思い出になるかもしれません。
主だった曲の選択理由をご紹介します。
「イムジン河」は、関係のぎくしゃくした日韓の、同じ東洋人として問題の円満解決への思いを込めておかけしました。
「ザ・フィルハーモニックス・イン・ウィンナーカフェ」は、BSで放送された、ウィーンフィルの若手演奏家による市井のカフェでの演奏会の映像です。
歴史あるカフェでの演奏と、それを聴くお客のくつろいだ表情は、あたかもこちらまでその場にいるような錯覚を覚えます。
ショパンの「舟歌」は、初めて参加した私の甥夫婦(新婚)への祝福を込めておかけしました。
ヴェルディの「レクイエム」もBSの映像ですが、ここには在りし日の若々しいカラヤンとパヴァロッティの熱演が観る者の心を引きつけます。
さて、このコンサートが終わると、いよいよ年の瀬に向かって慌ただしい日々を迎えます。
来年はどんな演奏をおかけしようかと、もうすでに鬼が笑うようなことを考えています。
みなさま、よいお年を。
(右の写真は、当日甥の新妻から頂いたフラワーアレンジメントです)
-Program-
1.モーツァルティアーナ
シプリアン・カツァリス(P.)
2.高 宗漢(Ko Jung Hwan)イムジン河
ジョン・チャヌ(Vn.)
3.ザ・フィルハーモニックス・イン・ウィンナーカフェ(BD)
4.W.A.モーツァルト 交響曲 第40番 ト短調
ジョージ・セル指揮 クリーヴランド交響楽団
(1967年8月25日)
5.サラサーテ チゴイネルワイゼン
アンネ・ゾフィー・ムター(Vn.)
ジェームス・レヴァイン指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
6.F.ショパン 舟歌 Barcarolle 嬰ヘ長調 Op.60
E.キーシン(P.)
7.ヴェルディ レクイエム(BD)
H.V.カラヤン指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 (1967年)
8.J.S.バッハ ゴールドベルク変奏曲
武久 源造(Cemb.)
9.J.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」から
・前奏曲
カルロス・クライバー指揮
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
・アリア「侯爵さま、あなたのようなお方は」
キャスリーン・バトル (Sop.)