皆さんにとって夏の風物詩はなんでしょう。
花火、盆踊り、すいか、ビアガーデン、潮騒、蚊取り線香・・・
植物ではいかがでしょう。
フェニックス、ヤシなどの観葉植物を冷房の効いた部屋で下から眺めるなんていうのも、なかなか贅沢な「夏」ですね。
私は、ムクゲ、ノウゼンガズラ、キョウチクトウ(夾竹桃)、サルスベリ(百日紅)、ヒマワリ(向日葵)などに夏のイメージがあります。
診療室の前の植え込み(約5m×2m)には、ブナの木とヤマツツジ、イチイノキ、そしてオリーブを中心に、モッコウバラ、ラベンダー、ローズマリー、タイムがところ狭しと植えられています。
さらに、ノウゼンカズラとクレマチスが背の高いブナやヤマツツジに絡まっています。イングリッシュガーデンをめざしているのですが、この季節はやや込み過ぎている感があります。
いま、そのノウゼンカズラが咲き始めていますが、今年は例年よりやや早いようです。ルージュ・タカラズカという、一般的なものより赤みの強い種類です。
鮮やかな葉の緑と濃い橙色の花のコントラストがいかにもトロピカルな雰囲気を醸し出しています。蜜が甘いのか、よくアリが
冬を前に枯れたように葉を落としますが、かなり剪定を強くしても、翌年は必ず元気な新芽を出します。
夏に楽しむ植物としてお勧めです。
ただし、1日に数十cmも伸びることがあるのであしからず。