ベランダの肥料

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 以前、ベランダで大きなコンテナでバラ等を楽しんでいるというお話をしました。
 直径60cmのコンテナに培養土を入れるのは結構骨が折れます。
 最初の頃は、手すり越しにバケツにロープをつけて土を引き上げていました。
 その大きなコンテナも今では10個になり、そのほかにも11号鉢がいくつもという塩梅で、その手すり廻りはすでに満杯状態、残念ながら先ほどの方法は使えなくなりました。
 バケツに土を入れて、階段を上り下りしたこともあります。かなりの運動になり、時には腕がしびれてしまうこともありました。もちろん、この時に使うのは左手。診療に差し支えないためです。
 最近は寄る年波を考えて、なるべく負担のない方法をとっています。
 つまり究極の省エネ、リサイクルによる土とたい肥の循環です。
 バラ以外の植物の剪定した部分や枯れ葉等を蓋のできる容器に入れ、土といっしょに撹拌しておきます(バラの葉には細菌や病気が残っているため、これは廃棄します)。
 次から次へと土との撹拌を繰り返していくと、冬以外なら3か月ほどでいわゆるたい肥から腐葉土になってしまいます。実際に使うのはもう少しおいて熟成してから。下の方から取り出し、培養土として他の土に混ぜて使っています。
 土をベランダまで運び上げる手間と、枯れ葉や枝などをベランダから外まで運び下ろす手間が少し省けるようになりました。
 そしてなにより、ゴミの量が激減しました。
 バラの植え替えは、最高気温7℃以下の時期に、根についた土を全部洗い流してしまうというお話をしました。ところが大きなコンテナではこれもなかなか大変な作業になります。なんといっても1、2月のことですから。
 そこで私は妥協策として、コンテナ内の土を深いところまで部分的に掘り出し、そこに先ほどの土を入れるという方法をとっています。
 最善の方法ではありませんが、それでもバラは毎年元気にきれいな花を咲かせてくれます。
 一度お試しあれ。

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