師走のCDコンサート2023

遅ればせながら、師走のCDコンサートのご報告をします。

師走の—と形容詞はついていますが、今年は11/26(日)の開催でしたから、厳密には、霜月のCDコンサートでした。

ここのところ、新型コロナ、ウクライナ危機、イスラエルとパレスチナの紛争等、人類にとって深刻な出来事が頻発しています。

だからこそ、忙しい中にも皆で集い、それぞれの思いを語りながら音楽を聴く、CDコンサートの意味を改めて感じました。

今回は常連のメンバーに加え、初めての方も2名、計8名であの狭いリビングで開催しました。

ということで、今回のプログラムについて簡単にコメントします。

まずC.P.E.バッハのソナタト短調、これは、遅れての参加の方もあったのであとに回しました。それだけ、ぜひとも聴いて欲しい曲でした。

C.P.E.バッハは1714-1788の生存で、晩年はモーツァルトと被ります。

あの大バッハの次男ですが、本人の名付け親はなんとテレマンです。本人も自分の音楽の師はテレマンと言っています。大バッハとしては何とも複雑な心境だったでしょう。

ともかく、聴いていただければバロックではなく、古典派あるいはロマン派に近いメロディではないでしょうか。そして3楽章全て短調というのはかなり稀有です。

次に武満徹の合唱曲を取り上げました。

武満は偉大な作曲家ではありますが、日本人でもなかなか理解しにくい、あるいは入り込めない作曲家でもあります。が、合唱曲に関してはとても親しみやすく、私は今回の一番のメッセージはウクライナ危機、中東危機で、反戦主義の私としては反戦メッセージとして、「死んだ男の残したものは」を熱くお伝えしました。ちなみに私は最大の自国防衛は外交だと考えています。

さてLaymisは、当県高山村での屋外のコンサートを聴いて、ラテンアメリカのストレートな発声に感動したのでCDに入れました。この感動は、ライブで聴かないと伝われないかもしれませんが。

最後のモーツァルトは、CDコンサートの開催の動機、つまりモーツァルト没後200年の1991が今CDコンサートの開催のきっかけだったので載せました。

以下、プログラムを記載いたします。

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  1. C.P.E.バッハ作曲 ソナタト短調Wq.135/H.549 (CD)
     トーマス・インデアミューレ(Ob.)
     クラウディオ・プリツィ(Clav.)
  2. 武満 徹作曲「風の馬」より         (CD)
     小さな空 うたうだけ 死んだ男の残したものは
     さくら     東京混声合唱団(合唱)
  3. パッヘルベル カノン(CD)
     J.F.パイヤール パイヤール室内管弦楽団
  4. J.S.バッハ作曲 ブランデンブルク協奏曲から (BD)
     ヴァーツラフ・ルクス指揮 コレギウム1704
  5. J.S.バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲  (BD)
    第4番BWV1010 第2番BWV1008
        横坂 源(Vc)
  6. The Best Of Laymisから (CD)
     シナモンの花が咲く頃etc.
  7. W.A.モーツァルト作曲 オーボエ四重奏曲K.370 (CD)
    H.ホリガー(Ob)  オーランド四重奏団
  8. etc.