こんなコメントがありました。
-「ゆずり葉」という植物があるが、この植物にかぎらず、古い葉は、いつか新しい葉にその役割をゆずり、その生命を託していくものなのだろう。春とは、ひとつの大きな生命を支えていくために、小さな生命たちの新旧交代が行われる厳粛な儀式の季節なのかもしれない-
ブナは、新芽が春に芽吹くまで前年葉が着いたままの「ゆずり葉」の特性がありますが、
あたかも、新芽の芽吹きを見守り、その生命力を確認してから散っていくようで、けなげささえ感じます。
ただ、大きく成長するにつれ、葉は寒風に飛ばされ新芽を守る効果はなくなってしまうそうです。
(写真は診療室前のブナの木)