薔薇バサミ

img_2681_edited-1.jpg sn_001.jpg
薔薇バサミって、ご存知ですか。
私が愛用していたのはフィンランド製のFiskarsという老舗の商品です。
剪定バサミの一種なんですが、通常の剪定バサミより小振りで、一番の特徴はバラの茎を切った際に切り落とされずにハサミが切った茎をきちんと把持していることです。
つまり、切った瞬間に切断した部分をハサミが挟んでいて、回収できるということです。
言葉で表現すると難しいですね。
つまり(また、「つまり」が出てしまいました。全くのボキャ貧です)、道具であるハサミの切断部分に、本来の目的である切断部と切断した部分を把持する部分が接続一体化しているということです。
実は、歯科で矯正治療に使われるセーフティエンドカッターも同じ原理なのです。
(ワイヤーを切断する際、切れ端が口腔に飛ばないように把持する構造になっています、右図参照)
なかなかのアイデア商品ですが、以前このブログでご紹介したこともあるこの便利な道具、先日のダウンバーストの際に行方不明になってしまいました。
しばらく見つけましたがとうとう見つからず、しかたなしに今回、新規購入しました。
これまで使っていたものがしっくり手になじんでいたので、まだ新品に違和感を感じます。
面白いもので、道具に慣れ親しんでくると、その鈍りや遊びにも手が馴染んでしまい、切れ味がいいはずなのに新品はしばらく「自分のもの」になるのに時間がかかりそうです。
道具って、実に深いですね。

雹(ひょう)

 iced-rainimg_2670_edited-1.jpg
 昨日今日は、甲府とや館林で連日40℃超えの猛暑日となりました。
 前橋もご多分に漏れずかなりの暑さでした。特に今日からお盆休み、ということで家で日中過ごしていたら、やはり身体に応えますね。
 結局居間だけ一日中冷房27℃設定でつけっぱなしでした。 太陽光発電なので、後ろめたさが少し免除されるだろうと勝手に合点していました。
 夕刻、空に不気味な明るさを感じ、もしや雨の恵みかと期待していたところ、風とともにひょうまで降ってきました。暖まった空気が通常より高いところの雲まで達したのでしょうか。
 明日朝、少ししのぎやすくなるといいのですが。
(18:30頃の庭。白く見えるのがひょうです。)