cureからcareへ
医療の中心は変わりつつあります。
疾患(病気)も、初期(軽度)のものなら多くは完治します。
でもたとえ完治しても、その結果に至った原因が改善されなければ再発する可能性は大です。
疾患の程度が中等度から重度の場合はどうでしょう。
幸いにも完治することもありますが、多くは疾患の進行を食い止める治療、処置が中心となります。
歯科では、むし歯や歯周病が進行した結果、残念ながら抜歯に至ることもあります。
そんな場合でも、その結果をどう教訓として生かすかが大切です。
その結果は、自分の身体が発した悲鳴であり、警鐘なのです。
「こんな生活や習慣を続けていると、そのうちとんでもないことになりますよ」と、自分自身が訴えているのです。

地球も同じです。
「人間が浪費=自然破壊をしていると、かけがえのない地球が致命傷を負いますよ」

一病息災。
健康なときには、人はその健康のありがたさを実感しにくいものです。
でも、ひとつの失敗から学ぶことはとても多いのではないでしょうか。
口腔の健康を通して、そんな「気づき」から健康へのお手伝いができればいいなと思います。